07/12/03 木酢液投与群と非投与群との比較
つまみ菜を育てて1ヶ月が経過しましたので、4週分のデータを集計してみました。本格的に冷え込むようになり、黄化する葉も目立ち始めたので、今回の検討はここで一端切り上げます。
今回は葉の枚数、葉の大きさを集計しました(下2つのグラフの通り)。一区あたり4本育てた為、グラフは4本の平均と誤差を示しています。葉の枚数を示したグラフですが、『HYPONeX(0.1%)のみ』の区と『HYPONeX(0.1%)+木酢液(0.05%)』の区の葉の枚数の推移が全く同じだったので、重なってしまっています。また、葉の大きさを示すグラフでは全長と葉身の差で葉柄の長さが算出出来ます。
ref1.各区の内容
1)水のみ
2)HYPONeX(0.1%)
3)木酢液(0.05%)⇒木酢液2000倍
4)木酢液(0.1%)⇒木酢液1000倍
5)木酢液(0.2%)⇒木酢液500倍
6)木酢液(0.4%)⇒木酢液250倍
今回の結論として、水のみを投与した群とHYPONeX(0.1%)では「葉の枚数」や「葉の大きさ」において明らかな違いが見られましたが、HYPONeX(0.1%)のみの群と木酢液を投与した群との間には違いが見られませんでした(統計的にも有意差は得られず)。また、藻の発生に関してですが、全ての区で確認できたため、木酢液が藻の予防として使用するのは難しいように感じました。(一番下の写真は左:水のみ、中:HYPONeX(0.1%)のみ、右:HYPONeX(0.1%)+木酢液(0.4%))